「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい」聖書

「喜びは分かち合うと倍になり、悲しみは半分になる」、こんなことばを聞いたことがあります。素敵なことばですが、今ではわたしたちの身の回りのものはほぼすべてが個人専用になり、人生までもが個人化してしまったように思えてきます。

やっぱりわたしたちの人生は、分かち合うことで豊かになる、そう思いたいですね。でもちょっと難しいこともあります。なぜって、人の喜びがちょっとねたましい時もあるし、はたまた「人の不幸は蜜の味」なんて言い回しもあるくらいです。

イエス・キリストは、喜ぶ人がいれば駆け寄ってともに喜び、悲しんでいる人がいればそっと寄り添ってともに涙を流す、そんな人生を歩まれた方です。聖書にはこのイエス・キリストが示された共に生きる人生の秘訣が記されています。そんな日々を、たくさんの方々ととともに歩みたい、それがわたしたちの願いです。

牧師 佐々木望



「実に、キリストこそ私たちの平和です。キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊しました。」聖書

今、世界中の様々なところで「分断」が深まっています。人種や性別、世代や経済の差などなど。身近なところで言えば、家族の間でも、考え方の違いで喧嘩をしてしまうことは、よく起こるのではないでしょうか。自分とは違う人を認め、受け入れるということは決して簡単なことではありません。

だからこそ、わたしたちはイエス・キリストの愛と謙遜さから学びます。キリストは、わたしたちの間に存在するさまざまな隔ての壁を壊し、真の平和をもたらします。キリストの生き方に注目するとき、「違い」は分断を生み出すものではないと気付かされます。むしろ「違い」があるからこそ、わたしたちはお互いを必要としているのだ、と聖書は教えるのです。ともに学び合い、助け合いながら、たくさんの方々とお会いできることを楽しみにしております。

牧師 佐藤潤